『幸せなひとりぼっち』　猫好き必見！

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タイトルバックに惹き込まれました。
なんとそこに映っているのは、八割れラグドール！！！

速攻見ました（笑）

お話しもとてもよく、なんといってもラグドールがとてもお利口さん！
感動しました。

猫好きで、猫に飢えている方、ラグドールを飼っていらっしゃる方、必見です。

登場人物

オーヴェ（59歳）

最愛の妻ソーニャを亡くし、生きる希望が見いだせない。
街のルールに厳しく、違反した人はかなり怒られる。
口うるさい偏屈な性格で、昭和の漫画にも出てくる、近所のうるさい頑固なおじいちゃんのような存在。

パルヴァネ

イラン人の妊婦。
オーヴェの近隣に引っ越してきた。
夫と、7歳と3歳の娘がいる。
おしゃべり好きで、料理上手。初対面のオーヴェに対して遠慮なく、あれしてこれしてと頼む。

猫

きれいな顔立ちのラグドール。
けがをしていて、オーヴェの庭で発見。
引き取り手がおらず、しぶしぶオーヴェが引き取る。

サクッとあらすじ

最愛の妻、ソーニャを亡くしたばかりの59歳男オーヴェは、口うるさい偏屈な性格の持ち主。
生きる希望もなく、早く妻のところへ行きたいと何度も自殺を試みたが、全て失敗に終わる。

自殺を図ろうとすると、その度にチャイムがなり、近隣の引っ越したばかりの住民パルヴァネがチャイムを鳴らし、用事を頼む。
そのパルヴァネと仲良くなり、また娘２人にも慕われる。
駅で、急にはねられそうな人を助け、記者がやってきたり、ゲイの男の子を家に受け入れたり、猫がケガで引き取ったりと、、、。
根はとてもいい人である（笑）

ひとりで自殺を試みるどころか、どんどんオーヴェの周りは騒がしくなる。

ひとりぼっちのはずが、いつの間にやら周りから好かれて、用事を頼まれ、自殺がどんどん延ばされていく。
しまいには、自殺ではない形で最期を迎える。

しかし、なぜオーヴェは偏屈になってしまったのか、突然こうなってしまったわけではなく、今までの人生があって、形成されていったものである。
オーヴの過去の回想シーンで物語ってくれる。

感想

オーヴェのソーニャに対する愛情を奥深く描かれていて、オーヴェの深い悲しみに感動した。
自殺がなかなか上手くいかなく、どんどん厄介なことに振り回されていったのは、天国にいる奥さんの仕業かと思った。
きっと振り回されているオーヴェを天国から見て笑っているかのよう。
それくらい、自殺のタイミングとチャイムのタイミングが合っていた。

ちなみに、猫がお目当てで見た作品だったが、とても良かった。
ちなみに猫はいつもオーヴェと共に過ごし、散歩もついて行っていた。
すごいいい子だった。猫の名演技に拍手！

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